信長忌

先週の6月2日は436年前に本能寺の変があった日、つまり織田信長の命日。
紫水会の稽古に使わせて貰うてる阿弥陀寺には信長や蘭丸の墓もある。
大正時代に宮内庁から信長本廟所やと認定されてる。
当然毎年6月2日には信長忌の法要を執り行う。

稽古場は本来、檀信徒会館てことやから何かの行事が重なったら稽古は休む。
何時やったか稽古日と信長忌が重なった時も当然お休みにした。
御手伝いに呼んだお坊さんの宿泊所にもなるし、
法要当日に舞とか音楽とか講演とかして下さる方の控室にもなる。
ところが今年、ご住職から法要の際に献茶をして欲しいと依頼された。

恐れ多いけど、いつもお世話になってるんやからお役には立ちたい。
部屋をお借りし始めてから既に4年半が経つ。
信長公も「ええ加減そろそろ儂にも茶を振る舞え」て言うてはるかも知れへん。
もちろん快諾する。

しかし与えられた時間は読経が終わってから奉納舞が始まるまでの10分間!
本尊の阿弥陀様と開山の清玉上人と信長公とに、都合3椀を献じなあかん。
その時間やと流石に濃茶は無理、薄茶で点てることに決める。
仏様への供茶は天目茶碗と黒塗りの天目台と相場が決まってる。
つまり台天目を扱う点前で、見栄えを考えたら真台子を使う点前が相応しい。
頭の中で何度もシュミレーションを繰り返した。

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当日はとても良い天気。
朝9時過ぎに到着して先ず必要な道具を用意してから灰型を作る。
10時から始まった読経が終わる頃、用意をお願いしますと連絡が入る。
台子や風炉や皆具などを本堂に運び込む。
このために社中に声を掛けてお手伝いを頼んでおいた。

真台子で台天目3椀を使う薄茶、そんな点前はあらへん。
けど如何にもちゃんとあるように堂々と点前したら問題ない。

音合わせか試し吹きか、笙の静かな音色が響く中で点前を進める。
社中の一人に茶碗を運んで供えて貰う。
他の皆には参列者と同じく、しかし間近で見学してもらう。
終わりの茶筅通しが済んだ頃「先生お献茶有難うございました」と声がかかる。
どうやら時間切れらしい。

次の舞踊奉納が始まる中を淡々と手早く点前を進め、建水を引いて一礼。
結局15分かかったみたい。
そのまま私も脇に控えて奉納舞の見物を決め込む。
写真が撮れなくて残念。



舞は日本舞踊紫派藤間流の師範、藤間信之輔氏。
激しくダイナミックでしかも静かな舞。

共演に宮内庁式部職楽部楽師の豊剛秋氏の笙。
これはちょっと衝撃的やった。
笙ってあんな音を出せてあんな演奏がでけるんや。

作編曲演奏家のカワイヒデヒロ氏によるウッドベース。
久し振りに聴いたコントラバスの重低音に酔い痴れた。

3人のセッションは見応えがあったなぁ。
これも写真を撮りたかった。




競演が終わったところで道具を撤収。
住職の講話は聴かず。
講話の後は墓参りで多分そこでも読経がある。

IMG_2206-0.jpg

お寺さんの好意で昼食を戴く。

IMG_2204-000.jpg

銀閣寺の畔にある京料理仕出しのお店、銀福のお弁当。
上品な味で美味しくて、満足。



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