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30年初釜 待合

社中の一人に「今年は初釜の記事は書かはらへんの」て聞かれた。
そやった。
意識の底にはいつもあったんやけど、敢えて気が付かへんふりをしてた。
もうすぐ炉の季節が終わろうてゆうのに未だ書いてへん。
流石にそろそろ記事にしとかなあかんよね。



初釜の茶事をする為には少なくとも待合と本席と懐石を作る台所が必要。
そこで昨年の秋からめぼしい茶室を借りるべく彼方此方調べた。
点心で妥協したら、いっそ一日に10人ほど招いて4~5日確保でけたらええ。

てな訳で各施設に予約を入れて抽選結果を待ってたんやけど、
競争率が高うて思うように予約が取れへん。
何日か予約に当選でけることはでけたんやけど、
茶室だけ取れても調理室が取れへんかったら意味がないし、
調理室が確保でけても茶室が当選せえへんかったらどもならん。
2日だけ取れた施設も、それやったら社中分の人数にも足りひん。
泣く泣く予約を取り消して再度予約手続きを繰り返した。
1月の予約がどの施設も取れへん結果に終わった時、
一旦は初釜の開催を諦めたんやけど、
いや旧暦で初釜をしてもええんちゃうかと再度抽選に賭けてみた。
しかし2月の抽選も期待した結果はどこも出えへんかった。



最終手段で京都稽古場の阿弥陀寺さんに部屋を借りる相談をした。
法事とかで使う日はあかんけど、何とか5日間の日程を確保。
おまけにその間、稽古場に宿泊することすらも了承してもろた。

いざでけるてなったら10人はしんどい、なるべくは一席5~7人でやりたい。
例年60人ほどに案内を出して、結局40数人に来て貰ってるんやけど、
その全員を招いて、もしも定員オーバーになったら具合悪い。
あの人を誘ってこの人を誘わへんかったってなったら問題ありやんなぁ。
そんな訳で、申し訳ないけど今回は社中だけの招待にした。

そしたら予想外に、都合が合わへんくて参加でけへん人が多かった。
あと2人ほどは増やしたい、けど4人を超えたらちょっとしんどくなりそう。
そこで急遽「伏見の茶事練習会」から3人を招いて、何とか形を整えた。



初日前日の夕方に阿弥陀寺に伺って準備にとりかかった。
家内は懐石料理の下ごしらえに専念。
私は先ず掃除をして、その後道具を開帳して室礼を調える。
およその用意が済んだんは午前0時。
それから茶を篩って鰹節を削って、就寝したんは2時くらいやったか。

朝目が覚めて驚いた。
庭が一面真っ白の雪化粧。
初日は終日雪が舞ってた。

IMG_1894-0.jpg

さて、待合です。
これまでは炉と火鉢以外の暖房器具を客前に出したことはなかった。
けど流石にそうも言うてられへんから、石油ストーブを待合の隅に据えとく。
それほどに今年の冬は寒かったし、京都御所より北の冷え方は半端やない。

いつもは2部屋をつなげて使うてる稽古場に襖を入れて、その片方を待合にした。
半間の壁を床にして軸を掛け、
中央に火鉢を据えて人数分の座布団を並べる。

IMG_6960.jpg

軸は三番叟の画賛で「よろこびは 外へはやらじ 春の風」

4年前の茶事の時にこの軸の作者を「6代目鶴屋南北」やと鑑定したんやけど、
自信がなくてその後も調べてたら、どうも違うような気がしてきた。
道頓堀の相生橋にある食満南北の句碑と比べたら筆跡が違うみたいに思う。
で、今回は江戸末期の初代から5代までの鶴屋南北の誰かやないかと説明。

IMG_6961.jpg

手付きの煙草盆には抽斗がふたつ付いてる。
空にしとくのも何やから紙巻煙草と爪楊枝を入れといた。
火入は朝日焼の湯呑。

IMG_6962.jpg

汲出しは30数年前に手に入れた正月窯の木賊模様。
5客分しかないから今までずっと死蔵してた。
これまでは最大7人の客で調整して1日平均6人、必ず5人を超える日があった。
今回は1日だけが4人で、他の日は5人てゆう客組になった。
んな訳で今まで出すことがでけへんかった道具を初使いでけて、結構嬉しかったりする。

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