fc2ブログ

信長忌献茶

過日紫水会の稽古中、阿弥陀寺住職が顔を見せられた。
6月2日の信長忌に献茶をお願いしますと、勿論快諾。
新型コロナ禍で辞めてたから3年振りの開催です。
私としては3回目の献茶になる。



当日は6時に目覚ましをセットして眠気を堪えながら運転。
何とか9時に阿弥陀寺に到着して準備開始。

唐銅利休面取風炉に灰型は一文字、藤灰は蒔かへん。
火を熾して別の風炉に初炭を組んで湯を沸かしておく。
真台子に皆具は平安祥瑞の残雪薬釉皆具を持ち込む。
薄茶を篩って真中次に茶をはる。
台天目に茶巾と象牙茶杓を仕込む。
別に2碗の台天目を香盆に載せ天板に飾る用意。

法要が済んだ時点で道具を本堂に運び込んで設置。
今回は社中の日程が合わへんかったのか参列希望なし。
半東役のTMさんと2人だけやから大忙し。

台天目を脇に置いて座り一呼吸したら合図があった。
一礼して点前を始める。
台子薄茶点前と真之行台子点前の合体。
天目台を浄める時は火窓前に古帛紗を敷いて仮置き。

IMG_4213 (2)nobunaga

コロナ以降人前ではマスク姿が普通になった。
献茶でお約束のマスク着用を忘れる心配がない。
本尊の阿弥陀如来に供える茶は普通に薄茶を点てる。

点てた台茶碗を出す際に前回は立礼の喫架を使った。
ちょっと背が高すぎたから二月堂がないかておもてたけど、
お寺やから当然やんな、経机が山ほどあって具合も良し。
碗を出したら膝退して控え、供えるときに居前で合掌。

この日は快晴で気温も高く汗だくになる。
マスクのお蔭で茶の上に落ちることはなかったけど、
次々汗が目に入るからめちゃくちゃ痛い。

IMG_4214 (2)nobunaga

2、3碗目は開山上人と信長公やから物故者ってことで、
時間短縮にもなるし、お茶とう形式で茶筅を使わずに。
3碗目を供えた時点で司会者からお礼の言葉が。
住職の講話が始まる中、粛々と点前を進め一礼で終わる。
そしてすぐさま片付け撤収。



講話の後お墓に移動して読経と、まだ行事は続く。
けど我々はもうお役御免。
折角やから稽古場で薄茶一服を楽しむ。

灰型の傷は運ぶ時に十徳の紐で引っ掻いてしもた。

IMG_4207 (2)nobunaga

TMさんが干菓子を出してくださる。
自服で相伴、美味しかった。

IMG_4209 (2)nobunaga

ご褒美の昼ご飯。
弁当宅配や仕出しで有名な二条諷詠の九重幕の内。
ご馳走様でした。

IMG_4210 (2)nobunaga



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村 → 1ヶ月半振りの更新、反省。

スポンサーサイト



テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

供茶 お茶とう

半月以上過ぎてしもたけど3月28日は利休忌やった。

千利休が亡くなったのは天正19(1591)年2月28日。
これは当然旧暦やから新暦とは1ヶ月近いズレがある。
裏千家では毎年、月遅れの3月28日に利休忌を営む。



本音を言うたら私の茶の湯は美的趣味娯楽やねん。
仏教的な風習や説明は抹香臭くて好きやない。
佗茶の基本理念とされる茶禅一味もちょっと負担。
せやから稽古で利休忌をしたんは数回しかあらへん。
今の社中は誰も経験してへんかったんとちゃうかな。

偶々今年3月28日は紫水会の稽古日に丁度重なった。
偶々緑水会稽古日の3月29日は旧暦2月28日やった。
偶々気が向いて利休さんに茶を供えようかなって思った。



献茶とは神仏や貴人に茶を献じること、その儀式が献茶式。
仏前にお供えする場合は特に供茶(くちゃ)と言う。

床には利休さんの立像を掛けた。
賛は辞世の句「人生七十力圍希咄吾這宝剣祖仏共殺」。
人生七十りきいきとつ、 わがこの宝剣そぶつ共に殺す。
ひっさぐる我が得具足のひとつ太刀、
今この時ぞ天になげうつ、って続く。

70年生きてきたけど、ええいこんちくしょう。
茶を究めるのには先人も仏さんも知ったこっちゃない。
私は茶の湯の真髄を独自に手に入れたぞ。
せやけどこれで終わりや、死んだるわい。
色々解釈はあるやろうけど、これが私の意訳。

IMG_1268 (2)kutya

上の写真が紫水会、下の写真は緑水会。

利休切腹の際、床に菜の花が生けられてた伝承がある。
せやから利休忌に供えられる花は菜の花が決まり。
そんで利休忌が過ぎるまでは菜の花を使わへん約束。

即ち3月3日雛祭りのお約束、桃と菜の花の取り合せは、
旧暦やと問題ないけど新暦でやったら掟破りになる。

さて菜の花を探したけど私の行動範囲には咲いてへん。
花屋も覗いたけど既に時季外れとかで置いてへん。
花は両日とも椿と桃を入れた。

IMG_1275kutya.jpg

利休忌も宗旦忌も参加したことがない。
献茶式は数回参列したけど40年前で記憶はあやふや。
淡々齋監修の本で手順を読んだ記憶があるけど不明。

裏千家のHPを見たら昨年から点茶盤で献茶されてはる。
それ以前の写真で点前を類推でけるのを探した。
HPからお借りしてきた9年前の利休忌。

rikyukih25-02kutya.jpg

明らかに台子濃茶点前の途中で供茶をしてはる。
茶筅通しをする前か済ませた後かは判らへん。

紫水会では重茶碗の点前中に行う。
茶筅通しを済ませ茶巾で拭いて茶巾を水指に戻す。
茶碗は右左で火窓前に仮置きする。
棚天板に飾っておいた台天目を膝前に取り込む。
小濯ぎをして指で露を切り適量の湯を入れたら、
その上に抹茶を加え茶筅で攪拌することなく出す。
半東もしくは正客が床の間に供え皆で合掌。
火窓前の茶碗を膝前に置き点前再開。

火窓の茶碗を取る前に釜蓋を再び閉めるべきか否か。
それに茶碗が冷えてしまうってゆう懸念もある。
そこで翌日の緑水会では薄茶で執り行う。
貴人清次薄茶点前。
茶筅通しの湯を入れた茶碗に茶筅を一度打ち。
その状態で貴人台ごと火窓前に仮置き。
供茶が済んだら茶筅を上げるところから再開する。

IMG_3445 (2)

菓子は桜の練切りと桜味の琥珀。

点前をするかせえへんかに関係なく、
神仏にお茶を供えるのを「お茶とう」て言う。
普通はせえへんやり方で供えるってことやろう。
煎茶やと湯の上に茶葉をひとつまみ落とすらしい。

因みに神棚に供える時は抹茶を入れてから湯を注ぐ。
でやっぱり茶筅は使わずそのまま供える。

IMG_1284kutya.jpg



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村 → 家の仏壇に抹茶を供えた事はない。

テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

4年初釜 薄茶

前回投稿から半月も経ってしもた、ごめんなさい。

初釜茶事シリーズの最後、薄茶です。
先ずは煙草盆を運ぶ。
玄々齋好みの香狭間透かし煙草盆に黄瀬戸の火入。
続けて運ぶ干菓子器は淡々齋好みの山道。
金沢の諸江屋の辻占福寿草は何とも可愛い干菓子。
中に入ってる小さな紙に書かれた文言は意味不明。

IMG_1067rei4hatu.jpg

置き合わせた主茶碗は弘入の黒楽、富士山の絵。

IMG_1108rei4hatu.jpg

薄器は山中塗の秀齋で松竹梅大棗。
蒔絵は松と梅だけやけど器胎が竹やから松竹梅。

IMG_1116 (2)rei4hatu

感染対策上は各人別々に10碗出すのが筋かも。
けど熱湯で漱いで新しい茶巾で拭いたらOKかと。

替茶碗は京焼の叶松谷の金彩波頭の絵。
こちらにも茶巾を仕込んどいたら4碗出せる。

IMG_2657 (2)rei4hatu

2服目のために別の菓子を出す。
色んな正月の縁起物和三盆はばいこう堂製。
パステル色のドラジェは神戸の一番館の菓子。
干菓子器は遙か昔に作った木地の扇面。

IMG_1068rei4hatu.jpg

棗の茶をはり直して茶巾台を持ち出し、
例皆さん皆さん交代で1服ずつ点ててもらう。
茶巾台の落し口をつい右にしたけど左が良かったね。

IMG_0992 (2)rei4hatu

順に2服目もよばれて最後は私も相伴する。
お詰めさん次第で仕舞い付けまでしてくれると楽ちん。

IMG_1099 (2)rei4hatu

最後に1人ずつと挨拶を交わし福引き品を運び出す。
折据を回して札を取り一喜一憂和気藹々そして散会。



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村 → 長々お付き合い戴き深謝です。

テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

4年初釜 後炭

濃茶が終わる頃には釜の煮えが少し落ちてくる。
釜が小さいから湯量も随分減ってるし、
後炭手前は是非ともせなあかん。

IMG_2688rei4hatu.jpg

釜に合わせて細めの炭を使うてるから、
胴炭は半分以上燃えてるくらいと思われる。
そしたら2つに割って下火にすることがでける。
輪胴をついだらハッキリ景色が変わってそれっぽい。
他にどの程度炭を足すかはその時次第やね。

IMG_2655rei4hatu.jpg

使う水次は棚に合わせるのが約束。
薬缶を使うべき棚や運びの時は後炭も薬缶を使う。
今回は半出し扱いの山雲棚やから片口水次を使う。
安南写しの水次はちょっと珍しいし気に入ってる。
しっかり湿した茶巾で釜の蓋と肩と胴を拭き、
湧き上がる湯気で茶室を清める。

IMG_1075rei4hatu.jpg



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村 → 湯が沸くまで少しの間、足を崩して貰う。

テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

4年初釜 濃茶

中立のあと後入りすると本来は花床になる。
けど中釘がないから軸は掛け流しで。
小槌飾りを上座に動かし下座に花を。

IMG_0949rei4hatu.jpg

葉牡丹と土佐水木の花芽を入れる。
花入は24年前の寅年の初釜の為に自作した一重切。
千里ニュータウンにある竹薮で採れた竹やし、
虎は千里を走ると言われてるし、
ひび割れを虎の嘯きに見立てて「千里」と銘を付けた。
未だにこれを上回る花入が作れない。

IMG_1069rei4hatu.jpg

点前座には輪飾りを付けた淡々齋好みの山雲棚。
九谷焼の浅蔵五十吉作の五角形の水指は、
松と野鳩の絵なんやけど、鳩は何やら妖怪っぽい。
ここまでは前席で既に見てる。
後座では水指前に茶入が飾ってある。

IMG_1073 (2)rei4hatu

中興名物の破風窯茶入、正木の写し。
柔らかい肩と下膨らの形、黒飴釉に黄釉の雪崩れ、
赤みを帯びた土も本歌を巧く写してある。
仕服は唐花紋金モール。

茶碗は高麗の斗々屋、銘は玉水。
茶杓は12年前の初釜用に手に入れたやつ。
福本積翁師の三つ節の茶杓で銘は「虎渓三笑」。

蓋置は膳所陽炎園の和蘭陀煙草。
建水は信楽のはんねら。

IMG_1118rei4hatu.jpg

服加減を尋ねたら水屋に下がる。
大圓盆に茶碗を4つ載せて持出し客付きに置く。
ひとつずつ膝前に置いて湯を入れては練る各服点。

高麗の金海茶碗猫掻き手。
同じく高麗茶碗の小井戸。
萩焼の12代田原陶兵衛の粉引茶碗は、
裏千家学園の同期全員が一碗ずつ所持する記念品。
もうひとつは私が初めて自分で購入した茶碗で、
清水焼の浅見与し三による粉引茶碗、多分2代目。

IMG_1119rei4hatu.jpg

抹茶は丸久小山園の座忘齋お家元好み松花の昔。



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村 → もう少し頑張る。応援のポチを宜しく。

テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

楽水

Author:楽水
ようこそお越し下さいました。
ごゆっくりお過ごし下さい。

カテゴリ
教室お問い合わせはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
最新トラックバック
にほんブログ村参加中
にほんブログ村に参加しています。 よろしければこちらをクリックして下さい。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村